ヒョウモントカゲモドキ 脱皮

ヒョウモントカゲモドキの脱皮・指先。失敗し、手伝う場合の対処法!

2019/08/22

管理人がロンT&パーカー作ったよ☆

ヒョウモントカゲモドキの脱皮で指先は失敗が多い箇所です。失敗してしまった時は何らかの方法で指先の皮を取り除いてあげる必要があります。

 

今回は、ヒョウモントカゲモドキの脱皮で特に指先が失敗しやすい原因や失敗した皮の取り除き方などをご紹介します!

 

 

ヒョウモントカゲモドキが脱皮を失敗すると何がいけないの?

ヒョウモントカゲモドキが脱皮の時にうまく皮が取り切れず、古い皮が残ってしまっている状態を脱皮不全と言います。

 

指先やシッポの先など、細かくて取りにくい部分は特に脱皮不全になりやすく実はこれがとっても怖い!古い皮が指先にぴったり張り付くこと血流が悪くなり、放置すれば指先が壊死して欠落することもあるのです。

 

また、レオパさんが自身で皮を剥がそうと無理に指先を噛むことで、怪我をしたり指先を噛みちぎってしまう場合もあります。

 

脱皮というと爬虫類にはお馴染みで、脱皮の失敗も何となく軽く考えてしまいがちですが、実はとても慎重にならなければいけない行為ということですね。

 

 

画像引用元:https://ux.nu/Lu0D7

 

では次に、なぜ脱皮を失敗してしまうのか?脱皮不全の原因についてお伝えしましょう。

 

 

ヒョウモントカゲモドキが脱皮を失敗してしまう大原因は環境によるもの!

 

ヒョウモントカゲモドキが脱皮不全を起こす原因として、

・温湿度不足

・栄養不足

・個体の性格

 

などが考えられます。他にもストレスなども関係しているのだとか。うーん。けっこうたくさんの原因があります(^^;)

 

そんな数ある要因のなかでも、ヒョウモントカゲモドキが脱皮不全を起こす原因として最も多いのが湿度不足

 

高い湿度は、脱皮の時に湿気で皮を柔らかくして剥がしやすくする役目を果します。(人間も垢をこする時は、まずお湯などで体をふやかしますよね)

 

つまり脱皮時に湿度が足りないと皮が乾いたままの状態になり、上手に剥がれなくなってしまうということですね。

 

他にも、低すぎる温度から活動停止状態になってしまったり、必要な栄養が不足することで脱皮しにくい体になってしまうことなども脱皮不全の原因とされます。

 

予防のために日頃から温湿度管理と栄養バランスには気を付けていきたいですね。

 

しかし、どんなに徹底管理を行っても防ぐのが難しい場合もあります。それは脱皮不全が性格からくる場合!ヒョウモントカゲモドキにも個性があり、脱皮の上手な子もいれば下手な子もいます。

 

それはそれで可愛らしい気もしますが飼い主さんは大変(^^;)

 

 

 

 

4日以上経っても脱皮が終わらない場合は脱皮不全を疑って

脱皮が始まってから終わるまでの日数はレオパさんによって異なりますが(すごく脱皮が早い子もいれば、ゆっくり脱皮する子もいる)2~3日もあれば終了します。

 

4日経っても脱皮が終わっていない場合は脱皮不全を疑いましょう。

 

 

ヒョウモントカゲモドキが脱皮を失敗した時はどうしたらいいの?

脱皮に失敗しても湿度を高くしておくと自然に皮がはがれることもあるため、脱皮不全を起こしても暫く様子を見る場合もあります。

 

しかし、先ほどもお伝えした通り、指先の脱皮不全は壊死や指飛び(指がなくなる)の原因となります。数日経っても皮がとれる様子が見られない場合は飼い主さんの手でとってあげましょう。

 

脱皮不全による指先の壊死は決して珍しい話ではありません。可哀そうなので絶対に避けたいですよね。

 

指先の皮をとってあげよう

ヒョウモントカゲモドキが脱皮を始めてから数日経過しても、指先の皮がめくれる様子が見られない場合は、脱皮不全を疑い、飼い主さんが脱皮のお手伝いをしてあげる必要があります。

 

以下のものがあると皮が取りやすくなって便利ですよ。

 

<皮を取るために用意する物>

・タッパーまたは洗面器

・30℃前後のぬるま湯

・綿棒など、皮をこすりやすいもの

 

・・・使い方はだいたい想像できると思いますが、一応簡単に説明をさせて頂きますね(^^;)

 

まず、タッパーや洗面器にぬるま湯を張り、(おぼれない程度の量にすること)中にレオパさんを入れて、皮がふやけてくるまで待ちましょう。そして、皮が柔らかくなってきたら綿棒でそっと取っていきます。

 

もし温浴を嫌がる場合は、指先を濡れティッシュなどで包み、ふやかしてあげましょう!

 

うまく取れない場合は動物病院へ

あまりにも皮が硬くなってしまっているなど、状態によってはふやかしても剥がれないことがあります。また、臆病な子や人に触られ慣れていない子は、自切(尻尾を切ってしまう)をしてしまう可能性もあります。

 

不安な場合は無理に剥がそうとせず動物病院に連れて行きましょう。一度壊死してしまった指はもう二度と戻りません。自力で難しいと感じたらなるべく早く受診してあげてください。

 

 

ヒョウモントカゲモドキの脱皮・指先★まとめ

脱皮はレオパさんたちにとっては自然なことですが、実はリスクもあるものです。

 

飼育している子に脱皮不全で辛い思いをさせないためにも予防策や対応策はきちんと覚えておきたいですね。ウェットシェルターや霧吹きなど湿度を上げるグッズもぜひ用意しましょう。

 

それでは今回の記事を整理します!

 

脱皮時に指先の皮はうまく取れずに残りやすい。放置すると古い皮が皮膚を圧迫することで指先の血流が悪くなり壊死してしまうこともある。

②脱皮失敗の原因として最も多いのが湿度不足によるもの。また、温度や栄養不足なども要因となる。さらに、脱皮のうまい下手など、個体の性格も関係する。

③脱皮を失敗した時は、飼い主さんが皮をとってあげると良い。温浴などで皮を十分ふやかした状態にして丁寧に取り除く。硬くなってしまって取れない場合は、無理をせず獣医師に相談すること。

 

とある動物病院の画像で、指先の脱皮不全を何度も繰り返した末、何層にも重なった皮の塊で指先がパンパンに膨らんでいるレオパさんを見ました。物凄く痛々しかったです。皆さんは気を付けてあげて下さいね。

 

 

管理人がロンT&パーカー作ったよ☆

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