ヒョウモントカゲモドキの繁殖・モルフ(種類)ごとに方法は違うのか?
2019/10/07
ヒョウモントカゲモドキのモルフの繁殖を行う時、「これで大丈夫?」と心配になることがありますよね。それが初めての繁殖となればなおさらです。交配、産卵、孵化、不安がいっぱい(^^;)
今回はヒョウモントカゲモドキのモルフの繁殖方法や注意点をご紹介します。
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ヒョウモントカゲモドキの繁殖で大切なこと
ヒョウモントカゲモドキの繁殖は、ただやみくもにオスとメスを同じケージに入れたら良いというわけではありません。正しい段階を踏んでこそ母子ともに健康なお産となります。
・じっくり育てること
・繁殖の時期とタイミングを知ること
・繁殖しない原因を知ること
上記3つが繁殖を行ううえでとっても大切です^^それでは詳しく見ていきましょう!
画像引用元:https://ux.nu/NBh6M
じっくり育てること
ヒョウモントカゲモドキはオス45gメス50g以上のサイズになれば交配可能とされます。
生後1年未満のメスは、まだ未成熟(赤ちゃんが出来る準備が整っていない)である可能性もあり、あまりに若すぎる交配は
・卵詰まり
・卵が孵らない
・無精卵
などを引き起こす原因となります。卵詰まりや無精卵は初めての産卵時でもよく起こりますが、若すぎる繁殖はさらに起こる可能性が高くなります。
繁殖、産卵は特にメスへの負担が大きいため、まずは繁殖に耐えられる体をつくることが大切ですよ!栄養をしっかり与えてシッポにも脂肪を蓄えさせましょう。1年半~2年ほどは繁殖させず、じっくりと健康的に育てるのが理想的です。
https://twitter.com/bobu3_reopa/status/1165154408012763136
そうそう、若いメスはオスを嫌がることがあるようです。繁殖には体も心もしっかり育てることが大切ということですね^^
繁殖のタイミングを知ること
野生下のヒョウモントカゲモドキの繁殖期は年に一度!春に発情期を迎えます。
寒い冬を経て暖かくなると、一気に気持ちも開放的になりますもんね。春は恋の季節とはよく言ったもんです(*´▽`*)春になったらオスとメスを同じケージに移し、繁殖にチャレンジしてみましょう!
そして!繁殖の気分をさらに盛り上げるために行われるのがクーリングという方法です。
寒い時期に加温をせず、冬と春との寒暖差を感じさせることで両者(オス・メス)の繁殖したい気持ちを高めるというわけですね。
CB(飼育下で繁殖された子)の場合、クーリングを行わなくても成熟さえしていれば繁殖可能とされますが、オスとメスとの発情のタイミングを合わせるためには有効です。
しかし、クーリングは餌の管理や温度管理などが繊細で、死のリスクもあるため正しい知識を身に着けたうえで行う必要があります!
繁殖しない原因を知ること
オスとメスを同じケージに入れても繁殖に至らないことがあります。繁殖行動をとらない原因として
①タイミングが合っていない
②年齢が合っていない(若過ぎor上過ぎる)
③栄養失調or肥満
④病気の可能性
⑤温度に問題
など、様々なことが考えられます。
ご自身のレオパさんが繁殖をしない場合は、栄養面や繁殖時期、繁殖に適切な年齢かなどを一度見直してみましょう。また、健康状態の確認もする必要があります。
相性もある
繁殖行為に至らない原因の一つに相性の問題もあります(^^;)私達だって好みのタイプってありますもんね。同じレオパさんでも生息域が違ううえに異なるモルフの場合、相性が悪いこともあるようです。
嫌がるそぶりが見られたら同居は一度解消し、数日様子を見てまたチャレンジしてみましょう。
ご対面^o^
相性はどーかな;^_^A#ヒョウモントカゲモドキ #レオパ pic.twitter.com/6QpAzRDol0— スーパーゲッコー (@MDwkw) September 28, 2016
ヒョウモントカゲモドキの性別は温度で変わる?
卵が孵るまでの間ってドッキドキですよね。卵を孵卵用のケースに入れて、40日ほど経った頃、うまく孵化すれば感動のご対面となります♪
ところで、ヒョウモントカゲモドキの卵は、温度によってオスになるかメスになるかの確率が変わるってご存知でしたか?^^
30℃以下の温度で生まれるのはほとんどがメス。逆に31~32℃という高温で生まれやすいのがオスとのこと。また、さらに高温の34℃ではメスが生まれるのだとか♪欲しい性別がある方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
(ところで)ヒョウモントカゲモドキの繁殖でよく耳にするヘテロ情報ってなに?
ヒョウモントカゲモドキの繁殖について調べていると、ヘテロとかホモとかいう文字を見かけませんか?
また、「繁殖するなら「ヘテロ」とついた子を選んだ方が良い」という言葉を耳にしたことがある方もおられるでしょう。
これは、皆さんが大好きな?遺伝子の話になります(^^;)私達もレオパさんも2つで1つの遺伝子を持っているわけで、
・ホモ接合体=2つが同じ遺伝子
・ヘテロ接合体=2つが異なる遺伝子
となります。メンデルの法則とかいうものですね。覚えていますか?私は一切覚えていません。
で、なぜ「ヘテロとついた子を選んだ方が良い」か?についてですが、(丸投げして)知恵袋に簡単ですごく分かりやすい回答があったのでご紹介します★
血液型で言うと
A型にはAA(ホモ)とAO(ヘテロ)の二つがあるけど、どちらもA型~みたいな。
仮に表現ではA型(でも実際はAO型)の人同士に子供ができると
AA→A型(優性ホモ)
AO→A型(ヘテロ)
OO→O型(劣性ホモ)レオパで言うところのレアカラー??
が可能性として産まれます。これをレオパのレアカラーに当てはめた場合
レアなヘテロ情報=レアカラ―の遺伝子を持っているため、交配に次第で珍しいカラーが生まれるかも??
ということになる…みたいな?知恵袋より引用
確かに、A型同士の両親でもOが生まれる確率は低いながらもありますもんね★
交配次第で珍しいカラーが出る可能性があるなんてワクワクしませんか♪オリジナルを作るのも夢じゃない?でも、ヘテロと付くものは当然ながら高価です。とりあえず先立つものが必要ですね(^^;)
ヒョウモントカゲモドキの繁殖に困ったら読みたいサイト
繁殖する際に色々知りたいこと、不安なことが出てくると思います。そんな時、とっても役立つサイトを2つご紹介いたします!(あ、もちろん当サイトも参考にして頂きたいですが 笑)
どんなモルフが生まれてくるのか知りたい!
「遺伝子とか分からない(T_T)とりあえず、うちの子たちを掛け合わせたらどんな子が生まれるのか知りたい!」という方にお勧めなのが下記のサイト
オスとメスの情報を入力するだけで、どんなモルフが生まれてくるのかを確率で教えてくれます^^いやー便利なサイトがありました♪
掛け合わせタブーのモルフを知りたい!
画像引用元:https://ux.nu/MayET
モルフの掛け合わせによっては生まれてくる子に問題が出る場合があります。不幸な子を作らないためにもぜひ知っておきましょう。
どちらの管理人様もありがとうございます。大変参考になりました。
ヒョウモントカゲモドキの繁殖・モルフ★まとめ
繁殖は、レアカラーを作る楽しみもあり、いつか自分だけの色をと野望に燃えている方もおられるでしょう!でも、育てられる数だけ産ませましょうね。繁殖は計画的に^^
それでは今回の記事を整理しましょう!
①繁殖に適したサイズはオス45g、メス50g。生後一年経過し性成熟していること。あまりに若すぎるメスを繁殖に用いると交尾を嫌がる他、卵詰まり、無精卵、卵が孵らないなどの可能性も高まる。
②繁殖のタイミングは春。クーリングはオスメス同時に繁殖率を高めるという意味では有効だが、管理が難しくリスクも高い。クーリングをしなくても繁殖は可能なため無理はしないこと。
③オスとメスを同じケージに移しても繁殖しない場合は、栄養状態、タイミング、温度管理などに問題がある可能性。健康状態もチェックしておこう。
④モルフによっては掛け合わせNGの子もいるため、不幸な子を作らないためにもモルフ同士の掛け合わせを調べてから交配させること。
大事に育てた子が卵を産み、孵化した子をまた育てるってなんだか幸せなことですよね^^繁殖のやり方については、こうしてサイトを見るのも良いですが、専門書を読んだり爬虫類ショップでお聞きするのも良いですね。たくさん知識をつけて、安全な繁殖を行ってください。
最後までお読み頂きありがとうございました。それでは今日も素敵なレオパライフをお送りください^^