ヒョウモントカゲモドキ 脱皮前の行動(前兆)は?どんな様子?
2020/06/19
ヒョウモントカゲモドキの脱皮前行動(前兆)を事前に把握することで脱皮をスムーズに行う環境を整えることができます。脱皮の失敗は体を傷付けてしまう可能性が高くなるため、是非とも気を付けてあげたいですね。脱皮前に見られる行動を覚えておきましょう!
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ヒョウモントカゲモドキが脱皮前にする行動とは?
そもそもヒョウモントカゲモドキってどのくらいのペースで脱皮をする生き物なのでしょうか?
幼体は脱皮がハイペース
ヒョウモントカゲモドキは定期的に脱皮をします。だいたいの子が2週間に一度くらい(月2)のペースで脱皮を繰り返しますが、10日に一度というハイペースな子もいますよ^^
特に幼体の時期は頻繁に脱皮するので「え?つい何日か前に脱皮してなかった?(◎_◎;)」と飼い主さんを驚かせることもしばしば。そもそも脱皮は新陳代謝や成長のために行うものなので、幼体が生体に比べて脱皮の回数が多いのは当たり前といえば当たり前かもしれませんね♪
脱皮を終えた際には是非「お!こいつめ!また一皮むけたな★」と褒めてあげて下さい(笑)そういえば、「一皮むける」もそうですが、「殻を破る」なんて言葉も脱皮からきてますよね~。脱皮って前向きで素敵な言葉だったりします(´▽`*)
あ、すみません。話が脱線しましたね(^^;)ちなみにレオパさんも年をとるにつれて段々と脱皮の回数は減ってきますよ。
脱皮前は体が白くなる?
ヒョウモントカゲモドキは脱皮前になると体が白く乾いた状態になります。これを知らないと「なに?!皮膚病?!」と、かなり慌てますよね(^^;)白いのは古い皮がめくれる準備をしているからです。
古い角質がはがれ落ちる的な感じですかね^^女性にとってもお肌の角質除去は美肌を保つために重要ですよね★
https://twitter.com/ruireopa/status/1063063012028739584
脱皮の際、一般的には体の部分から白くなります(たまに頭から白くなる子もいるようですが)続いて尻尾→頭の順に覆われていきます。その後は段々と皮が剥がれていくので、ヒョウモントカゲモドキが口でめくったり、床や物に体をこすりつけたりして剥がしていきます。
脱皮は体が白くなってから2~3日ほどで完了し、たいがいは「いつの間にか終わってる」という感じになります。なかには長年飼っているのに「一度も脱皮している姿を見たことがない」という飼い主さんもおられますよ^^
もともと体が白い子はここを見ると前兆が分かる?
体が白くなるのが脱皮の前兆だと分かっても、じゃあ、もともと体が白い子はどうやって見分けたらいいの(^^;)っていう話ですよね。実際、「白は脱皮が分かりづらい」と前兆探しに苦労している飼い主さんも多いようです。
画像引用元:https://ux.nu/PZwo1
コリャワカラン・・・
そんな時、とても有難い動画を見つけました!白いレオパさんの脱皮でお困りの方は是非ご覧くださいね^^↓
脱皮前は餌を食べなくなる子も多い?
脱皮前は神経の昂りから食欲不振になってしまう子も少なくありません。数日前から餌を食べなくなり、シェルターに引きこもってしまうこともあります。しかし、成体の元気な子であれば1~2週間くらい餌を食べなくても問題ないため無理に食べさせず見守りましょう。
https://twitter.com/jade81405182/status/968325250223149057
ちなみに、脱皮時に皮を食べてしまうため、脱皮後もお腹いっぱいで餌を暫く食べない子も少なくありません(^^;)
ヒョウモントカゲモドキに脱皮の前兆が見られたら気を付けたいこと!
ヒョウモントカゲモドキに脱皮の前兆が見られたら是非とも注意したいのが湿度です。レオパさんはさほど湿度に神経質にならなくても良い爬虫類ですが脱皮時は湿度が重要です。皮がむけやすくなるように、70%くらいの湿度を保つようにしてください。
湿度を上げるにはどうしたらいいの?
とはいえ、特に冬など乾燥している時期は高い湿度を保つのが難しくなります。そんな時は霧吹きでケージ内の床や壁を濡らしてあげましょう。
また、ウェットシェルターを使って部分的に高湿度の場所を作ってあげることも大切です。ウェットシェルターとは、シェルターでありながら、湿度も保てる優れもの!(^^)!例えばこんな感じのものですね↓上のくぼみに水を入れて使います。
ウェットシェルターはネットなどで購入できますが自作も可能なので、けっこう手作りされている飼い主さんも多いですよ^^ウェットシェルターについては、当サイトのヒョウモントカゲモドキの飼育セットで最低限必要なものを紹介!!に詳しく書かれています。是非ご参考になさって下さいね★
温度管理も大切!
湿度管理がバッチリでも温度管理が不十分なのは問題です。温度が低すぎると活動が止まってしまうことから、脱皮をしようとしなくなる恐れがあります。ケージ内の温度は25℃~30℃を保てるようにパネルヒーターなどの保温アイテムを用意して下さい。
触るのはストレス!
人間だって神経質になっている時はできればそっとしておいてほしいと思いますよね。ヒョウモントカゲモドキだって同じ気持ちです。触られたストレスから脱皮を止めてしまうこともあるため、できるだけ構わずにいてあげるのが大切です。
これから一仕事頑張るわが子をそっと見守ってあげましょう^^
画像引用元:https://ux.nu/UTb7R
ヒョウモントカゲモドキの脱皮成功には日頃からの栄養が大切!
普段の食事も脱皮の成功に大きく関係しています。カルシウムはもちろんのこと、ビタミンBやD、ミネラルなどの不足は脱皮不全の原因となります。栄養バランスの取れた餌を与えましょう。昆虫だけではどうしても栄養不足になってしまうため、サプリメントなどを利用して万全の体制で来る脱皮に臨みたいですね^^
↑例えばAmazonにこんなの売ってました★
ヒョウモントカゲモドキ脱皮前の行動(前兆)まとめ
脱皮前の行動を知っておくだけで事前の対策が色々とれますし落ち着いた行動ができますね^^それでは今回の記事を整理しましょう。
①ヒョウモントカゲモドキの脱皮は2週間に一度のペースで行われる。ペースが速いと10日に一度という場合もある。アダルトより幼体は脱皮のペースが早いことが一般的。
②ヒョウモントカゲモドキは脱皮前になると体が白くなる。白くなってから脱皮が終わるまでにかかる日数はだいたい2~3日。
③脱皮前は湿度を通常より高くすること。霧吹きやウェットシェルターを使用し、湿度70%になるよう管理すること。また、温度が低くても脱皮の失敗に繋がるため温度管理もしっかり行うこと。
野生のレオパさんは孤独に頑張らなけれないけませんが、飼育下のレオパさんには飼い主さんがついているので安心ですね★脱皮しやすい環境を作りつつ、そっと見守ってあげて下さい^^