レオパードゲッコーの寿命はどれくらい?他の動物と比較してみた!
2019/07/04
レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)の寿命はどれくらいなのか?についての記事です。いままでリクガメ、フトアゴトカゲでも触れてきました。
今回はレオバさんを馴染みの深いペットなどと比較しながら紹介していきたいと思います☆
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レオパードゲッコーの寿命はけっこう長い!野生の方が長生きってホント?
レオパードゲッコーの寿命は、飼育下では10年前後です。彼らの体の大きさ(20㎝前後)を考えると、とっても長生きな感じがしますよね^^しかし、野生下ではもっと長生きで、平均寿命は15年とされます。中には30年ほど生きた子もいるとか!
でも、普通は厳しい環境の「野生化」の方が、寿命は短くなりますよね?なぜでしょう?これから説明するのはあくまでも私の分析です^^;参考程度にどうぞ。
おそらくは、レオパさんの数十種類以上のたくさんの「亜種・色」があることに関係してるのかもしれません。「沢山、人工的に繁殖させる」→「遺伝士レベルで弱くなる・少しずつ劣化する」みたいな感じです。なかにはグレーなブリーダーもいるということも可能性ゼロではありません。
画像引用元:https://is.gd/a7YBVA
あとは飼育されている子が野生で生きる子に比べて寿命が短くなってしまうのは、その「見た目のキュートさ・手頃な大きさ」から「可愛がり過ぎ」も原因のひとつかもしれません。ものによっては値段が手頃な子もいるので「素人が安易に購入してしまう」というのもあるかもしれません。
もし、この記事を読んでから、レオパさんをお迎えする方は「餌の与え過ぎによる肥満、ハンドリングなどによる事故、運動不足、ストレス」など様々なことを予測して大事に飼ってあげましょうね。
とはいえ、飼育下でも寿命より長生きする子もたくさんいますよ(#^.^#)適切な飼い方で健康長寿を目指したいですね★
レオパードゲッコーの寿命を延ばしたい!長寿の秘訣は飼い方にあり★
先にお伝えしますが、長生きするかどうかはその子の生命力の強さもあるため、たとえ飼育の仕方に問題がなくても絶対に長生きするワケではありません。
しかし、飼育環境が寿命を大きく左右するのは事実であるため、快適な環境と正しい飼育法はペットの寿命を長くする可能性を高めます。
温度と湿度の管理に気を配ろう
レオパードゲッコーを飼育するうえでの適温は25~30℃。湿度は60%前後です。レオパさんは温度、湿度にある程度の耐性はありますが、それでもあまりに低すぎる温度、湿度は健康に支障をきたします。
ちなみに設定温度が低すぎると
・餌の食べが悪くなる
・動きが悪くなる
・代謝が悪くなる
・発色が悪くなる
など、様々なものが悪くなる可能性があります。
また、湿度が低すぎると脱皮不全(脱皮の失敗。一部に皮が残ってしまう状態)を起こす可能性が高くなります。脱皮不全によって指が無くなってしまったり、目が見えなくなってしまう子も多いため、脱皮の前は特に乾燥に気を付けましょう。
画像引用元:https://ux.nu/D7Bmb
触り過ぎはストレスの元!
「さわれる」、「ハンドリングができる」ことはレオパードゲッコーの魅力の一つですが、触り過ぎはストレスを与える原因ともなります。そして、ストレスは
・拒食
・嘔吐
・下痢、
・便秘
などを引き起こし、いわば病気の大原因!症状から見ても人間がストレスたまった時と同じですね^^;
爬虫類は基本、犬猫のように触られることを喜びません。なので「たかが手に乗せるだけじゃん」などと軽視せず、レオパードゲッコーになるべくストレスを溜めない「正しいハンドリングの方法」を学んだうえで行ってくださいね^^
老化で目が見えにくくなってきたら食事のケアを!
レオパードゲッコーも年をとったら老化現象から目が見えにくくなります。長年飼育している子が「最近、餌の食べが悪くなったな~」と感じたら、もしかしたら餌が見えていないかもしれません。ピンセットなどで餌を近づけてあげましょう。
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レオパードゲッコーが起こしやすい病気を予防しよう
レオパードゲッコーがかかりやすい病気の一つに、クル病(代謝性骨疾患)があります。クル病とは、カルシウムやビタミンD3の不足により骨がうまく成長せず、骨がもろく変形しやすくなってしまう病気です。
発症すれば震え、しびれ、麻痺などの神経症状が見られる場合が多く、処置が遅いと手遅れになることもあります。異変が見られたらすぐに爬虫類を診てくれる病院を受診しましょう。
予防法はカルシウムを補ってあげることと日光浴をしっかりさせること!レオパードゲッコーの餌にはカルシウムが不足してしまいがちなため、カルシウム剤で補いましょう。
レオパードゲッコーの寿命って他の爬虫類ペットと比べてどうなの?
ペットとして飼われている他の爬虫類たちの寿命はレオパードゲッコーと比べてどうなんでしょう。ちょっと気になりませんか?^^というワケで他の爬虫類たちの寿命を調べてみました。
画像引用元:https://ux.nu/MkwiB
といっても、例えば同じトカゲでもトカゲの種類によって寿命は異なるため、「だいたい平均するとこれぐらい」の気持ちでご覧くださいね(´▽`*)
カメレオン 5~20年
カメレオンの寿命は種類によってかなり異なり、20年生きる子もいれば5か月で寿命を迎える子もいます。現在は飼育の質の向上により飼育下では長生きできる子も増えたようですね^^
ヘビ 15~20年
小さなヘビより大きなヘビの方が長生き傾向。ニシキヘビは特に長生きで、30年以上生きる子もいるそうな!さらに50年以上生きるヘビも存在するのだとか!
カメ 20~30年
カメの寿命が長いことは自他ともに認めていますが(あ、「自」は認めているかどうか知りませんが)なかでも大型カメさんには100年以上生きる子もいます(◎_◎;)代々受け継いで飼うことになるんですね~★
ワニ 20~60年
ワニはとっても長生きで、短いものでも20年以上は生きます。イリエワニという大きなワニの寿命は70年以上と言われ、なかには100年生きる子もいるのだとか!
(ちなみに)世界一大きなヤモリ!ジャイアントゲッコーの寿命は?
画像引用元:https://is.gd/iQUw6C
ヤモリの中で一番大きな種類がニューカレドニアジャイアントゲッコー(ツギオミカドヤモリ)です。全長35~40㎝と、なんともジャイアント(◎_◎;)(ちなみに500ミリのペットボトル2本分が42㎝です)
名前の通りニューカレドニアというオシャレな場所に生息しており、お土地柄のせいか(?)基本的に性格もおとなしく、ハンドリングも可能なのだとか。
そんなジャイアントゲッコーさんの寿命は30年と、かなりの長生きです。飼育可能な種(野生種は不可)ですが、長寿ということを十分考えたうえで迎えたいですね。
レオパードゲッコーの寿命はどのくらい?まとめ★
レオパードゲッコーはコンパクトな体の割に長生きしてくれるので、一緒にいられる期間が長くて嬉しいですね。それでは今回の記事を整理しましょう。
①レオパードゲッコーの寿命は飼育下では10年~15年ほど。野生下では15年以上で、30年生きた子もいるとされる。
②飼育環境が良いからと言って全ての子が長生きするワケではないが、環境が寿命に大きく影響することは確か。適切な温度、湿度管理をし、餌のやり過ぎによる肥満や、触り過ぎによるストレスなどに気を付けること。
③レオパードゲッコーは、紫外線やカルシウム不足から発症する「クル病」に気を付けること。
生き物には必ず寿命が訪れます。その時に「あーしておけばよかった」と後悔しないためにも、適切な飼い方をしてあげて下さいね。