ヒョウモントカゲモドキの飼育の温度管理。適温を知っておこう!!
2020/06/19
ヒョウモントカゲモドキの飼育に温度管理は必要です。私達が過ごしやすい気温といえば20℃前後でしょうか。
同じ様にヒョウモントカゲモドキにも快適な温度があり、適温を保つために温度管理を行う必要があります。今回は温度管理について詳しくご説明します!
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ヒョウモントカゲモドキの飼育に温度管理は必須!
温度管理はレオパさんを飼育する上で「鍵」と言っても過言ではないでしょう。
どんなペットを飼育するにも暑さ寒さ対策は大なり小なり必要ですが、ヒョウモントカゲモドキのような外気温に体温が左右されやすい変温動物には、温度管理に特別気を配らなければなりません。
もし、変温動物であるヒョウモントカゲモドキに何の寒さ対策もしなければ、例えば気温が1℃の場合、体温も1℃近くなってしまうということですね((+_+))
爬虫類にも(コーンスネークなどの)寒さに強い種類は少なからずいますが、ヒョウモントカゲモドキの適温は25℃~30℃であり、加温必須の爬虫類です。
では、仮にヒョウモントカゲモドキの飼育温度が低かった場合、どんなことが事が起こるのでしょうか?次で詳しく見てみましょう!
温度が適温より低いとどうなるの?
先ほどお伝えした通り、ヒョウモントカゲモドキの適温は25℃~30℃です。これより温度が低い状態が続くと
・餌の食べが悪くなる
・消化不良を起こす
という行動が見られるようになり、結果的に弱って死んでしまうこともあります!
私達にも言えることですが、何をするにもエネルギー(熱)って必要ですよね。レオパさんだって、活動に必要な熱がなければ動けなくなってしまいますし、食べた餌を消化することも出来なくなります。
結果、未消化のままお腹の中で餌が腐ってしまったり腸閉塞を起こす原因ともなります。
野生下のヒョウモントカゲは砂漠などの気温が高い場所に生息しています。そのため飼育下で同じ温度をキープするためには保温器具を使用して人工的に体を暖めてあげる必要があるのです。
画像引用元:https://ux.nu/NmccV
体がくすむ原因にも
レオパさんの体の色が黒っぽくなってきたなーと感じたら温度が低いのかもしれません。低い温度で管理していると皮膚の色がくすむことがあります。逆に少し高温で管理すると発色が鮮やかになりますよ^^
温度の原因以外に脱皮前にも皮膚の色の変化は見られますが、その場合、脱皮後に色は戻ります。
温度はどうやって上げたらいいの?
ヒョウモントカゲモドキの適温をキープするために是非とも欲しいものが
・シートヒーター
・暖突(上部ヒーター)
上記2つのパネルヒーターです。特に年間通して必要とされるのがシートヒーター(パネルヒーターとも呼ばれます)ですね。ケージの下に敷き、床暖房代わりに使います。
下記のように、シートヒーターをケージの半分以下程度に敷くことで温度勾配(温度差)を作ることができます。ケージ内に暖かい場所と低温の場所があると自身で暑さ寒さ対策ができて快適ですよね^^
画像引用元:https://ux.nu/7ieXx
また、シートヒータのみでは温度が適温まで達しない時は暖突など上部ヒーターを併用することでケージ内の温度を上げていきましょう!
断熱材でさらにポカポカに
冬本番ともなると、いくらケージ内を暖めても温度が適温に届かないこともあります。そんな時は、スタイロフォームやアルミなどの断熱材でケージを囲むことで適温をキープしましょう。
画像引用元:https://ux.nu/iETUI
他にも、発泡スチロールやプチプチ、段ボールなども囲えば暖かくなるので身の回りにあるものを断熱材代わりにして温室をつくってあげて下さい。
ちなみに温室の作り方などレオパさんの寒さ対策に関しては、当サイト
ヒョウモントカゲモドキの飼育・冬の環境は?冬眠させる?させない?
に詳しく書かれています。温度管理にお役立て下さい^^
温度計とサーモスタットは用意しよう
適温を保つには加温器具が必須ですが、適温かどうかを知るためには温度計が必要ですよね。温度計は爬虫類用のも販売されていますが、100均でも購入することができます。
湿度も分かるとさらに良いのでできれば温湿度計(こちらも100均で購入可能)を一つ用意しておきましょう^^
さらにあると温度管理にとっても便利なものが、サーモスタットという温度調節器ですね。ヒーターなどの加温器具にサーモスタットを取り付けておくことで、設定温度を超えれば加温器具の電源が切れ、下がれば付くという感じで、ケージ内の温度調節ができます。
画像引用元:https://ux.nu/eISjb
ヒョウモントカゲモドキの飼育温度の上がり過ぎにも注意!
温度管理は寒い時期だけではなく、暑い時期も必要です。特に夏本番ともなると気温が30℃を超えてしまうことも多く、ケージ内も適温以上になりがちですι(´Д`υ)アツィー
あまりに暑いと人間同様、レオパさんも夏バテを起こしてしまう可能性があるので、クーラーや扇風機など何らかの暑さ対策をしましょう。
そして、夏に注意したいことをもっと詳しく知りたい皆様には、
ヒョウモントカゲモドキの飼育の夏場の環境づくりは?注意点3つ!
がお勧めです!レオパさんの夏バテ対策のために是非ご一読くださいませ^^
ヒョウモントカゲモドキの飼育の温度管理★まとめ
ヒョウモントカゲモドキの温度管理は夏も冬も適温が保てるように対策を立てておきましょう。それでは今回の記事を整理します!
①ヒョウモントカゲモドキの適温は25℃~30℃であり、温度が低いと餌を食べることも消化することもできず弱って死んでしまう可能性がある。また、体がくすむ原因にもなる。
②ヒョウモントカゲモドキの加温には、暖突やパネルヒーターなどを使う。また、断熱材で囲うと温度をキープしやすくなる
③温度が上がり過ぎも体調不調の原因となるため、夏はクーラーや扇風機などで暑さ対策を行うこと。正しい温度管理を行うために温度計やサーモスタットなども用意しよう。
夏: クーラーや扇風機
冬: 暖突+シートヒーター
それでも適温に達しない時は断熱材を使用
といった感じで、上手に温度管理を行ってくださいね^^